スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

海外の医療情報の収集と英文診断書の重要性

旅行や出張などで海外に渡航す際には、その国における感染症の流行状況、医療情勢を前もって知っておく必要があります。インターネットで参考にしたいサイトとしては、厚生労働省検疫所(FORTH)が挙げられます。海外のエリア別での情報や滞在時の注意点、最新の医療情報、帰国後の体調不良時の対応の仕方などが網羅されていて重宝します。また、予防接種の実施可能な全国の医療機関を検索することもできます。

海外の医療情報を収集する

英語のできる方なら、米国疾病予防管理センター(CDC)の中にある「Traveler's Health」というコーナーで各国の医療情勢など渡航に必要な情報が掲載されています。CDCは世界的に最も信頼されている情報源の一つとなっています。

渡航先やその目的によっては、ワクチン接種やマラリアの予防薬が必要になることがあります。ワクチンを接種した場合は、英文でその旨を記したワクチン接種記録を携帯しておくとよいでしょう。

持病で定期的に医療機関に通っている場合は、現在治療している病気、治療経過、服薬中の薬、薬や食物に対するアレルギーの有無などを記載した英文診断書を主治医に作成してもらっておくと、海外で医療機関を受診することになった時に便利です。

近くの医療機関の医師で英文診断書の発行が難しい場合は、日本旅行医学会のサイトなどを参考にして、英文診断書の発行を受けてつけている医療機関を探します。英文診断書は作成に時間がかかるので、渡航前に余裕を持って作成を依頼しておくのがポイントです。

海外で重い病気や事故に遭遇した場合、現地の医療機関に搬送されることになるので、高額な治療費や移送などの費用に備えて海外旅行保険に加入しておくこともおすすめします。

海外旅行の楽しみの一つとして、その地域の食事を堪能することがあげられますが、注意点がいくつかあります。東南アジアでは屋台で食事をするケースもあるかと思いますが、屋台での食事は下痢の原因となるリスクが高いことで知られています。食事の際には十分に過熱されたメニューを選び、水道水を避けて市販のミネラルウォーターで水分摂取するのが安心です。

マラリア、デング熱など、過を媒体とした感染症が流行している亜熱帯の地域に行く場合には、虫除けスプレーは必須アイテムです。地域によっては、草むらに微生物を運ぶマダニや、河川に感染症の原因となる微生物が生息していることもあるため、河川に入るのは避けたほうが無難です。

帰国した際に空港で体調が悪いことを自覚した場合には、検疫所の健康相談窓口を利用しましょう。体調に問題はなくても、海外でイヌやサル、コウモリなどにかまれたり、引っ掛かれたりした人は必ず相談してください。

自宅に戻ってから体調が崩れて、医療機関を受診することになった場合、診察する医師には必ず海外渡航をしてきた旨を伝えましょう。国内では発症例が少ない感染症が疑われた場合、専門機関での検査・治療が必要になるためです。感染症には、症状が出るまでの潜伏期間が長いものが少なくありません。インフルエンザは1~2週間程度ですが、マラリアなどは3週間以上経過してから発症することもあります。A型肝炎などのウイルス性肝炎は、1ヶ月以上の潜伏期間を経てから発症することもあります。

  


海外旅行・出張で気をつけたい感染症

企業のグローバル化、航空路線の充実、航空運賃の低価格化などによって、海外に渡航する日本人の数は増加しており、その目的地も従来の欧米・アジアだけでなく、アフリカや南米など世界の隅々にまで及んでいます。

海外進出が目覚しい

2000年代に入り、同時は多発テロ事件、イラク戦争、SARS(重症急性呼吸器症候群)などの影響を受け、右肩上がりで増加してきた日本人の海外出国数は、一時的に減少しましたが、近年は再び1700万人に迫るところまで回復してきています。

世界各国の気候風土が異なるように、その国によって流行している病気や医療事情も異なっています。多くの場合、特定地域における流行病の種類やその状況についてリアルタイムの情報を得ることは簡単ではなく、そのことが海外赴任者、特に子供を持つ方の大きな不安材料となっているようです。

海外旅行については、従来の団体でのツアーに加えて個人での旅行が大幅に増加しています。観光地だけを足早で巡る大方のツアーと異なり、現地の地域社会に触れることができるというメリットは大きい反面、感染症のリスクも大きくなることを知っておく必要があります。

海外赴任者・旅行者が感染症に罹らないようにするためには、感染症の性質や発生状況、予防接種による予防の可能性などについての知識を予め有していなければなりません。

海外で最も感染する頻度が高いのは、下痢を主症状として、発熱、腹痛、嘔吐などを訴える急性腸炎です。原因は現地で十分に加熱されていない肉や魚、野菜、果物、あるいは水道水を介してウイルス、細菌、原虫などに感染することです。次に多いのが風邪や気管支炎などの呼吸の病気が多く、熱帯病として重要なマラリア、デング熱、腸チフスなどが続きます。

感染症に罹るのは、何らかの経路を経て病原体が人間の体の中に侵入して、体内で増殖するためです。逆に感染経路を知り、注意を払うことで予防は可能です。食物を感染源とするのは、下痢、腸チフス、パラチフス、A型肝炎、E型肝炎などです。動物を感染源とするのは、狂犬病、高病原性鳥インフルエンザ、過を媒体としたマラリア、デング熱も有名です。特にデング熱は、2014年に東京都内で海外渡航歴のない人の国内感染が確認され大きく報道されました。

また近年はセックスを主な感染経路とする性感染症、すなわちHIV感染症、B型肝炎、梅毒なども増えています。性感染症の予防には、特定のパートナー以外とのセックスは避け、コンドームの着用を忘れない、体調の悪い人との接触を避けることが大切です。海外渡航者が遭遇する感染症の大半は、発病早期に医療機関を受診して適切な治療を受けることで、深刻な結果を避けることができます。

  


中国の各都市を旅行するなら飛行機が最適

中国には、全国の各都市間に国内航空路線が網の目のように張り巡らされています。日本に比べてはるかに大きな国土をもつ中国を効率的に回るなら、飛行機が最適です。近年は、定期運行ができず、機体もサービスもイマイチでしたが、近年は各航空会社のサービス競争が活発で、サービスは目覚しく向上しました。

史跡を巡る旅

航空会社は、北京を本拠とする中国国際航空、上海の中国東方航空、広州の中国南方航空の3社を軸に、各省レベルの会社や格安会社など十数社が運航しています。チケットの販売はオンライン化されており、空港のカウンターやしないにある民空集票所、各航海者のオフィスのほか、高級ホテルのツアーデスク、旅行会社などでもその場で予約できます。

中国で航空券を買う場合はパスポートの提示が必要なので、持参を忘れないようにしましょう。服務員が予約状況を確認し、発券してくれます。最近は、旅行会社でディスカウントチケットを扱っていることも多いようです。買った場所でしかキャンセルできないなどの制限もありますが、何かと便利です。

空港は市外から離れていることが多いため、個人旅行はバスやタクシーの利用が基本です。リムジンバスは満席になり次第発車することが多い一方、なかなか出発しないこともありますので、時間には十分余裕を持ちましょう。フライト時刻の90分前には空港についておきたいものです。